Google Maps APIとは

Google Maps APIとは

Google Maps APIとは、自分のサイトに地図を掲載することができる仕組みです。

無料で、どんなサイトにも、使いやすく、多彩な表現のできる、世界中の地図、自らのページに組み込むことができます。

無料で

従来は地図を組み入れるには、一ヶ月数十万円と高額な料金がかかり、とても個人では手が出せませんでしたが、Google Maps API を使えば、無料で導入することができます。

どんなサイトにも

Google Maps API は JavaScript を用いてアクセスします。その為、サーバーサイドのプログラム(CGIやPHP、ASPなど)は一切必要がありません。無料スペースにも設置することが可能です。

使いやすく

Google Maps API は AJAX というブラウザがページを移動しなくても次々に情報を読み込んで行く画期的な仕組みを採用しています。その為、地図をドラッグするだけでマップをスクロールすることが可能です。

多彩の表現のできる

Google Maps API の標準の機能として、マーカーを立てたり、情報ウィンドウで地図上に情報を表示させたり、マップに自由に線を引くことなどが可能です。

世界中の地図

Google Maps API の提供する地図は日本だけに限らず、世界中に及びます。通常の地図は現在の所、日本、アメリカ、イギリスのみですが、衛星写真は地球中をほぼすべて網羅しています。

自らのページに

有料の地図サービスは前述のようにいくつか存在していましたが、そのほとんどが、地図サービス会社の用意したウェブページにリンクするような形や、用意されたフォーマットを用いるような形でした。Google Maps APIでは、ほとんど自由に地図を配置することができます。

Google Maps APIの制限とデメリット

もちろん、良いところだけではありません。いくつかの制限やデメリットも存在します。

ロゴと広告が掲載される

マップ左下に Google のロゴ、右下に地図のクレジット表記が入ります。これらを消すことなどはできません。また、将来に広告が入ることが Google Maps の利用条件に入っています。

詳細が他の地図に比べると一段階くらい少ない

Googleマップは、他の地図サービスに比べて(同じゼンリンの地図でも)都市地区の詳細では一段階程度少なくなっています。

携帯電話用マップが無い

Googleはアメリカ生まれなので、日本の規格の携帯電話用コンテンツへの参入が遅れています。
Googleローカルは、携帯電話で見られますが、Google Maps APIを用いた地図は携帯電話では見ることができません。

1日あたり5万ページビュー

Google Maps API の利用条件に1日あたり5万ページビュー(※)で、それ以上の場合は Google の承諾を得る必要があります。
但し 5万ページビューは個人サイトではよほど規模の大きなサイトでない限り、超えることは無いので、それほど問題ないでしょう。

※ページビューとは、ブラウザに表示する回数(リロードするとその分だけ増える)

文字コードがUTF-8

Google Maps API を使うには文字コードがUTF-8という制限があります。そのページと関連するページはすべてUTF-8でなければならない為、共通のJavaScriptやCSS、その他CGIなどが利用できない場合があります。